目が覚めると微妙に喉が痛い。今日は最終日。
スーツケースに荷物を詰めて帰国の準備をする。三日も風呂に入っていないので流石にシャワーを浴びようという気持ちになる。
シャワーを浴びようと思ったら、なんと蛇口から水もお湯も出ないので、しかたなく持参したミネラルウォーター2リットルを使って体を洗い流した。インドの大気によって汚染された体を洗い流してレッツゴー。
フマユーン廟へいく。
入り口につくと、ほとんど誰も人がいない代わりに犬が何匹も寝転んでいた。
とりあえずチケットを購入して中にはいる。人がいないが、朝早いのもあってインドの喧騒から離れて落ち着いたいい空間だ。
しばらくすると日本人観光客がたくさんきた。
日本語が聞こえるとやはり安心する。
フマユーン廟なので、お墓なんだけど、全然人がいなくて、のんびり空間だった。
のんびり空間だけをずっと周るのは飽きてしまうけれど、それ以外の空間がずっと騒々しいのでそのバランスがとても良かった。
その後ホテルへ戻り、またホテルの近くにあるチャイの屋台でチャイを飲んだ。そのチャイ屋さんは何度もリピートしたくなる美味しさなので、またインドへ来ることがあったら来たい。
ホテルに戻って1時間くらい休憩してチェックアウトした。
カリムズホテル
もうインドカレーはうんざりと昨日は思っていたけど、一日たつとやっぱり食べたくなった。そしてカリムズホテルは各ガイドブックやブロガーのお勧めするスポットだし食べておかなければ!という気持ちが合わさって、オールドデリーに向かうことにした。
元々行く予定のレッドフォートはめんどくさくなったので行くのをやめた。
オールドデリーまでも、オートリキシャで向かう。デリーは街自体が非常に広く、徒歩で移動することはほぼ不可能なのだが、オートリキシャを使うことによって一気に距離が縮まって感じる。
カリームホテルはオールドデリーにあるバザールの路地を入った場所にあり、googleマップを見ながら道を進んだけど見落としてしまい、インド人のおじいちゃん場所を教えてくれた。ナマステ。
路地を抜けるとカリームホテルというカレー屋がいくつもあり、タンドリーチキンを焼いていたりナンを焼いている姿が見えた。どの店舗に入ろうか迷っていたところ、日本人の姿が見えたので、日本人がいる方にいこうと思ったのだが、違う店舗の店員がこっちだよと言ってきたので仕方なくそっちに行った。相席だった。人気店なので仕方ない。
バターチキンカレーとバターナンを注文。忘れずにリトルスパイスと言っておいた。
バターチキンカレー発祥の地で食べるバターチキンカレー。
めちゃくちゃおいしい!
トマトの酸味とスパイスとバターのまろやかさとチキンの美味しさが絶妙に絡み合ってとてもおいしい!
JALカレーに匹敵するんじゃないかってくらい美味しかった。さすがみんながオススメするだけのことはあるなと思った。
その後オールドデリーのバザールを歩く。物乞いは話しかけてくるし、触ってくるし、土産物屋もオートリキシャの運転手も話しかけてくるし、ろくなお土産が売ってないので、かなりうんざりしてしまった。
その後ホテルに戻り荷物をピックアップして、Uberに乗って空港へ向かった。かなり余裕を見た時間で空港に向かったのでなんと4時間前に到着した。
出国審査を無事終えてラウンジへと向かう。けっこういい感じの空間であった。カレーやサラダ、ビリヤニからベジタリアンのためのフードコートまで結構充実していたし、チャイを作ってくれるコーナーまであった。
チャイコーナーでチャイを注文して、ケーキを二種類チョイスして机で食べると、チャイが無糖だった。砂糖を自分で入れるスタイルだった。
3時間くらいそこで、チャイを飲んだりバーカウンターにいってジントニックを注文したり、スプライトを飲んだりして、インスタの更新とかしていた。
ラウンジで、アルコールを注文した時に年齢確認をされて、パスポートを見せるとWAO!!と驚かれたことを、インスタのストーリーズで嬉々として報告しようと思ったのだけど、みっともないのでやめた。
飛行機に乗る。人間というものは恐ろしいもので、こないだまでは中国東方航空に乗っていたくせに、一回JALのプレミアムエコノミーに乗って帰りが普通のエコノミーシートだと、なんだかしょぼいなあと感じてしまうようになる。
しかし機内スタッフが皆日本人で、おかえりなさいと言ってくれるのでとても安心した気持ちになれた。
出発。
機内食はCoCo壱とコラボしたチキンカツカレーとそばとウォルドーフサラダとフルーツだった。アサヒスーパードライをもらう。機内食ってこんなに美味しいんだ!ってくらい美味しかった。けっこうびっくり。
そんでひと眠りする。
目が覚めたら長崎の上空辺りを飛んでいる。
しかしなんか耳が痛くなってきて、静岡の上空を飛んでいる頃にはその痛みがかなり強くなってきた。気圧に耳がやられている。なんとか痛みに耐えながらも羽田に着陸した。しかしそこからセントレアに行かなければならない。ただセントレアまでの飛行時間は約1時間なので我慢して乗ることにしたが、もうとんでもない痛みで耳の中がずっとバチバチ言っててめちゃくちゃ辛かった。
セントレアに着陸し、飛行機を降りると耳がおかしい。ずっと水の中にいるみたいな感じになってる。こりゃいかんと思って病院を予約した。その後でクレジットカードの海外旅行保険デスクに電話してみると、帰ってきてから病院に行っても保険が降りると教えてくれた。不幸中の幸い。
とりあえずセントレアの銭湯に入り、インドで汚れた体を洗い流した。水が口に入っても安心なんてすばらしい日本に感謝の気持ちでいっぱいになった。
そんで帰って病院いったら中耳炎と診断されて、お疲れ様でした。